
▷ 事業内容:サービス業
▷ 所在地:東京都港区
▷ 従業員数:1,000名
▷ 課題
大規模なオフィス改装における新オフィスのコンセプト作りと、従業員への合意形成を実現したい。
新型コロナウィルスの影響により上記をオンラインで進行する必要があり、オフィスに関する知見とオンラインファシリテーションスキルが必要だが、協力会社も含め実績とノウハウが乏しくプロジェクトが難航している。
▶︎ 提供ソリューション
・経営陣を含むトップインタビューを実施し、経営におけるオフィス戦略のビジョンを確認。
・従業員サーベイを通じて、既存オフィスの課題を抽出〜分析。
・現場社員とのワークショップ(オンライン開催)により、ビジョンとサーベイデータを深掘り。
・Microsoft Teams®︎ を活用したオンラインワークショップの設計とファシリテーション。
▶︎ インタービューやアンケートを通じて、ビジョンと現場ニーズをキーワードとして言語化。
▶︎ キーワードを基にワークショップで更に対話を深め、『ヒト・場所・コト』それぞれを軸とした
▶︎ オフィスの「在るべき姿 ≒ コンセプト」を具体的にモデル化。
▶︎ オフィスデザイン検討(レイアウト設計やアイテム選定)における『軸 』の明確化と、
▶︎ 可視化されたコンセプトモデルによる「ブレと無駄のないプロジェクト進行」の実現。
▶︎ 現場社員のプロジェクト参加によりモデル化されたコンセプトによる合意形成と自分事化。
☆ 本業務は、オフィスデザインPM会社、働き方研究機関との共同プロジェクトとして実施。
▷ ポイント
コロナ禍により、在宅勤務を余儀なくされた社員や業務特性により在宅勤務ができない社員など、様々な労働環境が混在する中で『これから在るべきオフィスの活用方法』を真剣に模索した取り組みです。
オフィスの移転や改装など非常に大きな投資コストが伴うプロジェクトにおいて、多くの企業が内装デザインや家具など「モノ」主導の進行に陥りやすい中、「ヒトとコト」を中心としたプロジェクト進行により『最適なモノ』を形にするオフィス改装計画を実現しました。
また、明確に可視化されたコンセプトは改装後のオフィス運用やルール改善においても『軸』となる機能になり得ます。
オフィストレンドを模倣するのではなく、経営ビジョンに基づいたコンセプトを明確にし自社の特性に最適なオフィスの在り方を模索することの重要性を再認識させられる事例です。